GoogleがWebプラットフォームに最適化された独自OSを発表したニュースで今日は持ちきりでしたね。
Chromeの速さには感動しているので、Chrome OSが発表されたらすぐに使ってみようと思います。
Linuxベースで作るということですが、Webの実行に最適化してシンプルにするのでセキュリティーも強化されるとのことです。コードの量を減らせば脆弱性・脅威の発生確率は落ちるのでこれは正しいでしょうね。Microsoftが現在のWindowsのセキュリティーレベルを達成するためにどれだけの投資をしたかを考えるとMicrosoftがかわいそうになります(巨大化したOSのコードをさらって穴を潰していくのは非常に大変なはず)。セキュリティー対応と言えば、SSLクライアント証明書対応もお願いしますね>Googleさん
Chrome OS、ちょっと心配なのがUIです。Chromeの設計思想はブラウザを出来るだけ黒子にするということなので、Chrome OSでもUIは最低限のものでシンプルにすることが予想されますが、AndroidのUIとiPhoneのUIを比べてみてしまうと、現在のAndroidのUI実装のようなちょっとイケていないUIがChromeに持ち込まれたら嫌だなぁと思ってしまいます。Googleのデザイン責任者だったボーマン氏(Twitterに移ってしまった)がいなくなったというのもUIのデザイン面についての不安を煽ります。
それから思ったのが、Chrome OSとサービスを提供するクラウドの関係って、昔のダム端末とメインフレームの関係をそのままにプロトコルをHTTPに持っていったものだってこと。歴史は繰り返すというのはまさにこのことですね。まぁクライアントで出来るケーパビリティが全然違うということはありますけどね(数十年前のテクノロジと最新のものを比べたらかわいそう)。こういったパラダイムの転換によって設計がやり直されすっきりすることは良いことだと思います。シンプルに書き直すことでセキュリティー強化や資源の有効活用による環境問題への対応が図れると思います。私は無駄に複雑で重たい実装が嫌いなのです。
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